Diary — October 2022

misora100
14 min readOct 1, 2022

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GitHub Pagesで毎日更新している日記のまとめです。

2022/10/1 奥沢美咲さんお誕生日おめでとうございます。

『ガルパ』記事についてはその後、浅慮や説明不足に気づくこともあり数回加筆・修正を繰り返した。随所に追記を行っている。とりわけ以下の大原則を明示しておかなかったのは非常に浅慮だった。①個別のファン・制作者は属性に関係なく、安心して百合のファン・制作者でいられるべきである。②個別のファン・制作者はおのれの属性の開示を迫られるべきではない。③制作者の属性と作品の評価は無関係である。

こうした原則を置いてなお、「現在の言説状況に対しては「非当事者」として差し出さなければならない言説がある。ただしそれは、そうした言説が果たしてしまう悪しき機能をリスクとして十分に認識しできるかぎり回避を試みる、厳しい道を開拓する作業となる」というふうに考えているわけだが、こういう問題意識は、どれくらい理解や賛成をしてもらえるものなのだろうか。もしご意見いただける場合は、Twitterまたはメールでご連絡ください。

2022/10/2 カリギュラ2を少し、スプラトゥーン3を少し、Disco Elysiumを少しプレイ。不動産仲介業者に引っ越しの相談に行ったところあれよあれよと次の物件が決まってしまった。しかし、思っていたより早期になったので、初期費用の工面が不安だ……。

2022/10/3 これでいけるっしょという引っ越し前後のプランが完了。もうすぐ引っ越しすると知りながら、ここ2週間に書籍ドカ買い(日記に書いてないものも多い)したのは心底思うが愚かだった、というか病的なものがある。

2022/10/4 急に思い立って夜、8000字の文章をがーっと書いた。小説ではない。小説をこれくらい書けたら理想的である。

2022/10/5 さらに5000字ほど続きを書いた。

スプラトゥーン3でチャージャーブキを使ってみる。スプラチャージャー、リッター4K。ナワバリバトルで平均5倒しくらいになった。当てられれば嬉しい。リスポーン時にぶら下がってるのカッコいいです。プライムシューターでは12戦中6戦で10倒し以上、チョーシサイコー!!(18.0)を獲得。近接戦もやってみてえ、ということでパブロも使ってみたけどこんなボタン連打してたら指を痛めそう。フデは使わぬ。

2022/10/6 スプラトゥーン3。ひたすらナワバリバトルだがスプラチャージャー難しい。どこで何をすべきかの判断が難しい。ずっと高所で張っていればいいわけではなく前線へ出ていく必要もある。5倒しが平均。10倒しできたら素晴らしいことだが、簡単なチャンスを全成功させるのが最低限だと思われる。

2022/10/7 スプラトゥーン3なんだけど、せっかくゲームが避けてるんだから「キル」って言葉サイトに書くのやめようと思った。「倒し」にしとくか(遡及して直した。すみません)。S+以上帯の方々にバンカラマッチ(オープン)でいろいろ教えていただく。ありがとうございました! 大変勉強になりました。何でも上達しようと思ったら先達はあらまほしきことなり~。そしてランク30、カタログレベル100、ほぼ同時に到達! ゲームとしては一区切りですね。

2022/10/8 スプラトゥーン3。ブキをプライムシューターに戻してバンカラマッチをやり続けたところさほど苦もなくB-→B+に上がり、B+→A-の昇格戦も2回目で成功した。

2022/10/9 スプラトゥーン3。バンカラマッチ、A帯ではほとんど手も足も出ない。明日はDisco Elysiumやります。引越し先の街をぶらつく。すごくいいところだと思った。ただ、夕方の交通量が気がかりなので遅めの時間帯に行ったのだが、そこは案の定……。

2022/10/10 Disco Elysiumやりたかったのだがそこそこ重大事が出来してしまい、対応していたら一日終わった。

2022/10/11 Disco Elysiumを少しプレイ。

2022/10/12 Disco Elysiumを少し、スプラトゥーン3を少し。

2022/10/13 東京三大ヤカシャカといえばヤカシャカ不動、ヤカシャカ見附、東京ヤカシャカ大学であるが、その一角が東京工業大学と統合するらしいです。

2022/10/14 Disco Elysium。ちょっとしたことで主人公、退職してしまう。

『文体の舵を取れ』合評会第2期第9回。ありがとうございました! 時空間の設定し方と広げ方について勉強になりました。

2022/10/15 Oxford World’s Classics叢書のジョージ・エリオット作品7冊が届いた。いまは品切れになっている作品も数年待てば出ると信じる。

2022/10/16 Disco Elysium

2022/10/17 6月に罹患したCovid-19の影響もあろうがそれ以前から、ここ半年くらい物事に集中できていない。個人を標的としたなりすまし事件(2021年2月~2022年2月)へのこだわりばかりが高まる。よくないことである。とにかく意見とアクションをまとめて精算せねばならないと感じる(先日書いた文章もこれ)。この12月がチャンスである。スプラトゥーン3はよい気晴らしになっている。

2022/10/18 Twitterに上記について書いたところ反応をいただけた。嬉しい。

2022/10/19 ぐったりしていた。分別が大事、分別が大事、分別が大事……。

2022/10/20 ぐったりしていた。最近買った本のリストを書こう……。まず月初に、DLsiteの集英社60%オフ企画でいろいろ買った。その後、本日までに購入した本には以下が含まれる。

  • ヴァージニア・ウルフ、森山恵(訳)『波』新訳版、早川書房、2021年(原著1931年)。
  • 岡真理『棗椰子の木陰で:第三世界フェミニズムと文学の力』新装版、青土社、2022年(初版2006年)。
  • 河野真理江『日本の〈メロドラマ映画〉:撮影所時代のジャンルと作品』森話社、2021年。
  • ショーン・フェイ、高井ゆと里(訳)、清水晶子(解説)『トランスジェンダー問題:議論は正義のために』明石書店、2022年。
  • 岩川ありさ『物語とトラウマ:クィア・フェミニズム批評の可能性』青土社、2022年。
  • 清水晶子/ハン・トンヒョン/飯野由里子『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』有斐閣、2022年。
  • Anthony Grafton, Ann Blair (foreword), Forgers and Critics: Creativity and Duplicity in Western Scholarship. New Edition. Princeton: Princeton University Press, 2019(初版1990年).
  • ジュディス・メリル(編)、浅倉久志/伊藤典夫/井上一夫/吉田誠一(訳)『SFベスト・オブ・ザ・ベスト』上・下、東京創元社〈創元SF文庫〉、1976年。「東京創元社復刊フェア 2022」により入手。
  • Roland Barthes. Œuvres complètes. Tome I/II/V. Paris: Seuil, 2002. 持ってなかった巻揃えてしまった……。
  • いしいひさいち『ROCA:吉川ロカ ストーリーライブ』(笑)いしい商店(自主出版)、2022年。発行者名が「(笑)いしい商店」。
  • 川野芽生『月面文字翻刻一例』書肆侃侃房、2022年。
  • 舞城王太郎『Jason Fourthroom』ナナロク社、2022年。デビュー前、1996年に書かれた詩を収める。
  • ジューディア・パール/ダナ・マッケンジー、松尾豊(監修・解説)、夏目大(訳)『因果推論の科学:「なぜ?」の問いにどう答えるか』文藝春秋、2022年(原著2018年)。
  • 牟田都子『文にあたる』亜紀書房、2022年。
  • ドニ・ディドロ、王寺賢太/田口卓臣(訳)『運命論者ジャックとその主人』新装版、白水社、2022年(初版2006年、原著初版1796年)。
  • フリードリヒ・シュレーゲル、武田利勝(訳)『ルツィンデ 他三篇』幻戯書房、2022年(表題作は原著初版1799年)。「他三篇」は、「ディオティーマについて」(1795年)、「哲学について:ドロテーアへ」(1799年)、「小説(ロマーン)についての書簡」(1800年)という哲学・批評的テクスト。

2022/10/21 5年前に会社で働き始めてから耳にするようになったと思うのだが、終助詞「と」の恒常的使用とも呼ぶべきものがあるように思う。『三省堂国語辞典』は「と思います」「というわけです」を短縮した「と」の用例を載せている(「ゆっくり見て帰ろうかなと」)が、この「と」を会議の場で何かを説明するとき、大部分の文に付ける人がけっこういる。これはなんなのだろうか。近年の現象なのだろうか。また、業界方言なのだろうか(中途入社の方も使っていたので、私の所属企業特有の方言ではなさそう)。

Eve Kosofsky Sedgwick, Touching Feeling: Affect, Pedagogy, Performativity. Durham/ London: Duke University Press, 2003の日本語訳が岸まどか(訳)『タッチング・フィーリング:情動・教育学・パフォーマティビティ』(小鳥遊書房、2022年)として出るとのこと。やったね! 原著読みましたし私にとって重要な本です。岸氏はすでに、同書収録の重要論文「パラノイア的読解と修復的読解、あるいは、とってもパラノイアなあなたのことだからこのエッセイも自分のことだと思ってるでしょ」の日本語訳を発表されている(『エクリヲ』vol. 12、エクリヲ編集部(自主出版)、2020年)。さらにそれに先立って、その紹介と「修復的読解」の実践についての論文(岸まどか「世話するひとたち:ガートルード・スタイン『三つの人生』と修復的読解の鍛錬」、中央大学人文科学研究所(編)『読むことのクィア:続 愛の技法』中央大学出版部〈研究叢書〉70、2019年)もある。

あと品切れが続いていたポール・ド・マン、土田知則(訳)『読むことのアレゴリー』(岩波書店、2012年)が講談社学術文庫に入る(2022年)とのこと! 慶賀だなーマジ慶賀。

2022/10/22 秦正樹『陰謀論:民主主義を揺るがすメカニズム』中央公論新社〈中公新書〉2722、2022年を読む。みんなも読もう。

(2022/10/24修正)完全についでの話だが、フィクションの構成要素同士に恣意的な関連を見出す妄想にもとづく読解を「陰謀論的読解」と呼ぶのを見聞きすることがあるのが、これは時に誤用ではないか。「Xが世界を支配している」という「陰謀論」を「あれもこれもXに関係している」という「妄想」がサポートし、逆に「陰謀論」は「妄想」を指導する。というのが「陰謀論」なので、多くの場合はたんに「妄想的読解」でよいのではないかと思う。「単一の原理で作品のすべてが読み解ける!」みたいなものは「陰謀論的」といって差し支えないが、妄想的読解の範囲はそれより広く、読解全体の指針にはならないものも多い(例:「『ONE PIECE』のシャンクスは複数人いて単数形はシャンク」)。まあ、「妄想」という語は精神病理的な含みが出て避けられるのかもしれない。私自身一回も「陰謀論的読解」って言ったことがないかというと自信はないが、基本的には、そのフォークロアとしての伝播の側面から「都市伝説的読解」と呼ぶようにしていた。その多くが、いわばプリミティブな認知にもとづいており、それゆえに伝播しやすいからである。

2022/10/23 体調不良により続かなかった(って言い訳は苦しいね)フィリップ・K・ディック集中読書をはじめから再開。7月上旬以来? なんちゅう時間が過ぎ去ったのだろう。以下を読了。

  • フィリップ・K・ディック、小尾芙佐(訳)『偶然世界』電子書籍版、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、2016年(初版1977年、原著1955年)。7月以来2回め。
  • フィリップ・K・ディック、大森望(訳)『いたずらの問題』電子書籍版、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、2018年(初版1992年、原著1956年)。7月以来2回め。
  • フィリップ・K・ディック、中田耕治(訳)『宇宙の眼』電子書籍版、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、2014年(初版1959年、原著1957年)。1950年代ディックの代表作だが、初読。面白い……。

2022/10/24 『ART SINCE 1900』読書会。ありがとうございました!

さて、個人を標的としたなりすまし事件に頭が占拠されている件。特にここ数ヶ月は起きている時間の半分以上これについて集中が向いてしまい、累計で数百時間、あるいは千数百時間といった規模の時間が、この一件のみで、まったく不毛なしかたで空費されたと思う。職業生活にも若干の支障が出ている。それゆえに早く意見文を公表しなければ、という切迫した考えを抱いているのだ。だがこうしたことは基本的には私のメンタルヘルス上の問題であり、それに振り回されて公表するというふうにはしないほうがよいなと思った。そこは切り分けたほうがよい。意見文を書いておくのはよい(ほぼ出せる状態になっている)が、周囲や社会にとって良い結果につながるかどうかは別途考えなければならないだろう。おのれに責務として課されたアクションは変わらず行うし、それは書く。

私は、愉快に振る舞って友人を楽しませるとか作りたい本を作るといった、私の人生の究極的な目的を見失わないようにしなければならない。

2022/10/25 最悪の、つらいニュースだが、私の比ではなくつらく感じている人がいる。そのことを忘れないようにしようと思う。

Disco Elysiumをプレイ。

フィリップ・K・ディック、阿部重夫(訳)『市に虎声あらん』電子書籍版、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、2020年(初版2013年、原著2007年)読了。初読。執筆は1952年。

2022/10/26 アプリゲーム『ヘブンバーンズレッド』(WFS/ビジュアルアーツ、2022年)(ヘブバン)、やりたかったのだがSteam版(2022年)でついにプレイ。諸事情により小さなスマホポチポチするのがつらかったため、Steam版が出たのはとても助かる。

2022/10/27 今日もヘブバン。麻枝准氏の天丼ギャグに癒やされる。

(追記)10/24~10/27に起こしてしまった失策のことを私はよく覚えておかなくてはならない。

2022/10/28 ぐったりしていました。Covid-19ワクチン4回目接種。ファイザーファイザーファイザーときて4回目もファイザー(オミクロン株BA.1)。接種翌日にもかかわらず明朝はやや厄介な対応をしなければならぬ。これまでは副反応軽めだったけども……。

『文体の舵を取れ』合評会第2期第10回でしたが、集中してアテンドできず……。

2022/10/29 お誕生日おめでとうございます。@友人

生活上の面倒事に対応。

フィリップ・K・ディック、山田和子(訳)『時は乱れて』電子書籍版、早川書房〈ハヤカワ文庫SF〉、2014年(初版1978年、原著1959年)読了。初読。

2022/10/30 「東京都人権プラザ」企画展の件の記事から引用:「飯山さんは、人権部から〔人権啓発〕センターに送られた内部メールを入手。それによると、関東大震災の朝鮮人犠牲者への追悼式典に、小池百合子都知事が毎年追悼文を送っていないことを挙げ、「都知事がこうした立場をとっているにもかかわらず、朝鮮人虐殺を事実と発言する動画を使用することに懸念がある」と指摘していた」。まさか東京都として朝鮮人虐殺を否認する立場に立っているはずがないから、別に都知事が式典に追悼文送らないくらい構わないのでは? などと思っていた人もいると思うが、「送らない」ことのメッセージがこうしてちゃんと機能している……。いやしかし予想以上だな。

引越し先の内見。

2022/10/31 ヘブバン。■

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Written by misora100

Full-time yuri aficionado & language enthusiast(でありたい). 1992, he/him. JP/EN. https://misora100.github.io/

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